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抑肝散加陳皮半夏
抑肝散加陳皮半夏

基礎報告

■ご所属は論文発表当時のものです。

Antianxiety-Like Effects of Chimpi (Dried Citrus Peels) in the Elevated Open-Platform Test

生薬陳皮の薬理作用-抗不安作用に関して-
Molecules 2013, 18(8), 10014-10023; doi:10.3390/molecules180810014
伊東 彩*、新 範之*、土田 貴志*、大窪 敏樹*、範本 文哲*
*クラシエ製薬株式会社・漢方研究所

〔概 要〕

陳皮はミカン科植物の成熟果皮を乾燥させたもので、理気作用や湿を取り除く作用があり、漢方処方に汎用されている。本研究では、陳皮エキスおよび主成分であるヘスペリジンとそのアグリコン、ヘスペレチンの不安に与える影響を、6週齢ICR系雄性マウスを用い、高架式プラットホーム試験を用いて検討した。セロトニン系抗不安薬における効果を感度よく検出する陽性対照のフルオキセチンは、すくみ行動持続時間を低下させた。さらに、抑肝散に陳皮と半夏を配合した抑肝散加陳皮半夏でも、陳皮が認知症患者の不安症状に対し、重要な役割を果たすと考えられているため、同様の試験を行った。

結果として、陳皮および抑肝散加陳皮半夏は有意な抗不安様作用が認められ、フルオキセチン同様にセロトニン作動性神経伝達経路を介し作用していることが示唆された。さらに、主成分であるヘスペリジンがヘスペレチンを介し、直接的か間接的な役割により抗不安様作用に関わることも示唆された。

外部サイト http://www.mdpi.com/1420-3049/18/8/10014/htm

Inhibitory Activity of Yokukansankachimpihange against Nerve Growth Factor-Induced Neurite Growth in Cultured Rat Dorsal Root Ganglion Neurons

神経成長因子(NGF)誘発ラットDRGニューロンの神経突起伸長に対する抑肝散加陳皮半夏の抑制活性
Molecules 2015, 20(8), 14959-14969; doi:10.3390/molecules200814959
村山 千明*1、渡部 晋平*1、中村 元一*2、範本 文哲*1
*1 クラシエ製薬株式会社・漢方研究所
*2 中村皮フ科クリニック

〔概 要〕

慢性瘙痒は多くの皮膚疾患において悩ましい症状であるものの、その治療は未だ不十分である。抑肝散加陳皮半夏(YKH)は日本においてアトピー性皮膚炎に有効であることが報告されているが、その薬理作用は明らかとなっていない。そこで本研究では、YKHのNGF(神経成長因子)による神経突起伸長に対する抑制活性に着目し、培養ラットDRG(脊髄後根神経節)ニューロンを用いて検討を行った。YKHはNGF無添加の培養ラットDRGニューロンの神経突起伸長に抑制活性を示さなかったが、NGFにより誘発した神経突起伸長に対して濃度依存的に抑制活性を示した。

外部サイト http://www.mdpi.com/1420-3049/20/8/14959/htm
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