実践・随証治療
花粉症の漢方治療
処方の実際
以下に各処方の使い方を示します。
■鼻水やくしゃみ
1.小青竜湯(19)(鼻水が多いとき)
水様性鼻汁やくしゃみの第一選択。錠剤はコンプライアンスが非常によい。
2. 麻黄附子細辛湯(127)(鼻水が少ないとき)
小青竜湯で効果を認めないときや高齢者の花粉症に使用。
3. 小青竜湯合麻黄附子細辛湯
小青竜湯と麻黄附子細辛湯で効果が不十分の時は合方しても良い。この合方は構成生薬から考えると小青竜湯に麻黄と細辛が入っているので、小青竜湯に附子を追加した小青竜湯加附子に相当する。半量ずつ合方しても効果が得られる。

■鼻づまり
1. 葛根湯加川辛夷(2)
花粉症のみならず鼻閉や鼻汁に効果を認める。
2. 辛夷清肺湯(104)
葛根湯加川 辛夷で効果が得られないときに用いる。膿性の鼻汁にも効果ある。

■前頭部が重い
茶調散
花粉症の頭痛は前頭部が重い感じになる。川茶調散が有効。頓用でもよい。

■咽頭痛
甘草湯(401)
甘草湯を白湯に溶かして服用してもいいが、エキス細粒をそのまま口にいれ喉にとどめるようにしてもよい。


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